名称
大宮・村山口登山道(現在の富士宮口登山道)(おおみや・むらやまぐちとざんどう)
住所
〒-
静岡県富士宮市北山 富士宮口新5合目
電話番号
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料金
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営業時間
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駐車場
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標高
2377.6m
大宮・村山山口登山道は、富士三南西麓の富士山本宮浅間大社を起点として、村山浅間神社(興法寺)を通過し、山頂の南側へと着く登山道です。この登山道からの登山は、12世紀の修行僧であった末代上人の活動が始まりとされ、14世紀初頭には修験者による組織的な登山が行われるようになったとされています。「絹本著色富士曼荼羅図」(16世紀作)には一般庶民の登拝の様子が描かれています。江戸時代には「村山三坊」(池西坊<ちせいぼう>、辻ノ坊<つじのぼう>、大鏡坊<だいきょうぼう>)が、村山浅間神社(興法寺<こうぼうじ>)及び登拝道を管理し、登山道には「札打場」、「中宮八幡堂」、「御室大日堂」等の施設がありました。1906年には村山を通過せず、大宮から直接現在の6合目(大宮・村山口登拝道4合目:標高約2600m)を通る新道が建設され、旧道の部分は機能を失いました。このため、一部の登拝道跡の推定は困難であり、世界遺産としての指定範囲は現在の6合目以上となっています。